第2種電気工事士は役立つ資格なのか?
こんにちは、マーチンです。
第二種電気工事士の資格は役に立つのかどうかという話をします。
結論から言うと
です。
まずは資格と試験について説明しておきます。
目次
電気工事士とは
ビル、工場、商店、一般住宅などの電気設備の安全を守るために工事の内容によって、一定の資格のある人でなければ、電気工事を行ってはならないことが、法令で決められています。
その資格のある人を電気工事士といいます。
電気工事士の資格は第一種と第二種の2種類あります。
第二種電気工事士の試験は年に2回
例年
上期試験:筆記6月頃 技能7月頃
下期試験:筆記10月頃 技能12月頃の日程です。
筆記試験に受かれば技能試験という感じですね。
試験自体は普通に参考書や過去問題やれば受かるレベルです。
全く知識がない人は難しいのかもしれませんが…。
技能試験も出る問題を何パターンかを教えてくれます。
その内の1つが試験の問題として出てくるので全部作れればなんの問題もないです。
出来る人も1回は全部作る方が良いです。
技能試験の際は材料は支給してくれますが工具は自前で用意ですので忘れずに!
工具セット | HOZAN(ホーザン) DK28 電気工事士技能試験工具セット
練習用の材料も職場で用意できればいいですがなければ購入して練習しましょう。
どんな仕事が出来る?
電気工事系
建築・設備系の仕事
防犯カメラなどセキュリティ系の工事
ビル管理系
マンション・テナントビル・オフィスビル・病院など施設の管理系
店舗
電気工事を必要とするお店全般
リフォームするお店・量販店・街の電器屋など
基本的にエアコンの取付工事必須
フリーランスや自営業
エアコンが取付など大体の事が出来るならフリーランスの選択肢もあり
街の電気屋など元請けとして自営するのもいいかもです。
エアコンの下請けでいえば年々単価が下がってると思うので数をこなさないとしんどいです。
しんどいですが自営を視野に入れてるならある程度の顧客の見込みや緊急時に仕事を頼める仲間をそこで見つけるのも必要なことだと思います。
独立開業するには
独立を考えているなら第二種電気工事士の資格を取得して実務工事の経験が3年以上必要です。
認定電気工事従事者の資格を申請する。
登録電気工事業者としての手続きを住んでいる各都道府で県知事登録をする
参考:大阪の場合
資格だけ持っていても役には立たない
資格を取得するのは誰でも数か月勉強すれば合格できるでしょう。
合格して資格を持っていても資格を活かせる仕事を選ばないと全く役に立ちません。
実務に関しては個人の能力・ヤル気次第で実力差が出てきます。
資格を持っていても現場で使い物にならない人も大勢います。
そうなると給料も上がらないでしょうし、
フリーランスなのであれば次の仕事の依頼もこないでしょう。
これに関してはどんな仕事でも同じですね。
決して楽では有りませんが「手に職」の仕事ではあります。
覚悟の上で資格取得を目指すのであれば、将来役立つ機会も多いかと
また生活する分の稼ぎには困らないかと思います。
未経験からの転職
転職を電気工事の仕事にしようと思った時に必ずネックになるのは実務経験
10代や20代前半の若年層ならば実務経験なしでも問題ないのです。
しかし、それ以上の年齢になってくると必ず実務経験が必要といわれるようになります。
30代40代でも実務経験なしで雇ってくれるところはあります。
しかし中高年の方を採用するとなると即戦力を求めてる会社が多いのが事実です。
私自身も資格を取得したのは30代後半でした。
私は資格を取得する前からある程度のことは
配線の入線や弱電の工事など資格不要で出来ることは前職の仕事上行っていたのですが
コンセント交換や単三工事などは資格が必要なので出来ないのですし
仕事内容としては電気工事の仕事じゃないんですよね。
工事自体は出来る自信はあるのです。
そういう人は結構いると思います。
でも免許を取得してからの実務経験がすべてなんですよね。
今は実務経験を5年ほどやりましたので転職の際に経験で問題になることはありませんでした。
実務経験は若い内に積める機会があるなら積んでおかないと厳しいかなと。
私のように中高年でも雇ってくれる会社に巡り合う可能性もあるので無理ではないですが。
冒頭にも書きましたが結論として