失恋で胸が痛くなったことありますか?恋愛と身体の関係について

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こんにちは、マーチンです。

「あの人のことを考えると、胸が苦しくなる」「失恋すると、胸が痛い」などなったことありますか?

実はこの現象は日本だけでなく世界共通だそうです。

 

失恋を辛いと感じる理由

大好きだった人と別れた後、胸が痛くて苦しいといったことを経験したことはありませんか?

これには科学的な理由があるそうです。

まず痛みというのは、脳のある領域が反応すると感じる仕組みになっています。

失恋や別離などによって発生する痛みは「社会的苦痛」と呼ばれていますが、この苦痛に反応する脳の領域と、「肉体的苦痛」に反応する部分が重なっています。

これは神経を画像化する研究で既に明らかにされており、まさに心と身体はつながっていることを証明していると言えますね。

しかし、「社会的苦痛」と「肉体的苦痛」には、本来つながりがあったわけではないのです。

人は生まれて間もない頃は親や家族といった社会的グループから離れると、危険から身を守ることができず生存率が下がってしまいます。

それを防ぐために「離れたら傷つく」と脳にインプットし、痛みを感じるように進化したと考えられています。

人間が進化していく過程で、心と身体は互いに影響を与え合うようになったといえるでしょう。

失恋の痛みが、実際の痛みになる可能性もある?

「失恋の痛みなんて、時間が経てば乗り越えられる」と思っていたのに、心の痛みが取れなかったり、胸が苦しいと感じる期間が長かったりする場合は、少し気をつけた方がよいです。

もしかしたら、失恋の痛みが実際の痛みになってしまったブロークンハート症候群かもしれないのです。

日本でも一部で認知されていて、症状が恋に破れたときに感じる「心的部分の痛み」と非常に似ています。

ただし、その原因は、失恋だけではなく、仕事のストレスや人間関係の悩みなどの大きな精神的負担によるものとされています。

過大なストレスによって、関連ホルモンやアドレナリンが大量に発生すると、血流に異常をきたしていきます。

その結果、心臓に大きな負担がかかり、身体が「痛み」を感じるのです。

ストレスを感じる人なら誰しもなりうる、ブロークンハート症候群。

失恋したからといって悩みすぎていると、あなたも患ってしまう可能性があるのです。

本当の痛みにならないためにも、1人で抱え込まず、家族や親しい友人に話すなどして、発散していきましょう!

女性より男性の方が、心を痛めやすい?

恋愛で心を痛めるのは、女性ばかりと思いますが、実際は男性のほうが、失恋によって長く苦しむ可能性があります。

女性は家族や友人に悩みを話したり、泣いたりすることで、ストレスや痛みを発散できます。

男性はというと痛い気持ちを外に出さない人が多いので、恋人との別れを男性のほうがもっと辛く感じるのかもしれません。

また男女間で、過去の恋愛との向き合い方も違います。

男性は1つ1つ終わった恋愛を覚えている傾向にありますが、女性は過去を糧にして上書きしていく傾向にあります。

たとえ失恋しても、新たな恋をして過去の恋愛の痛みが癒されやすい体質を、女性は持っているのです。

それに反して、男性は1つ1つの恋愛を忘れずに大切にとっておくため、失恋の痛手をずるずると引きずりやすいと言えるでしょう。

まとめ

科学的にも証明されている、心と身体の密接な関係。

大好きな人と別れることになると、こんなにも胸が苦しいのかと思います。

痛みではなく幸せを感じるためにも、現在の大切な人や周りの友人と良好な関係を維持していきたいですね。