意外と知らない花粉症【対策と治療法】

Photo by Colton Sturgeon

こんにちは、マーチンです。

今年も花粉の季節が近づいてきてますね。

毎年しんどい思いをしている人も花粉なんて関係ないという方も他人事ではないかも?

意外と知らない花粉症の基礎知識

そもそも花粉症とは?

花粉に対するアレルギー反応の総称

主な症状は「くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目」

他には「皮膚のかゆみ、喉の違和感、微熱」などの症状が出る場合もあり症状には個人差がある。

原因となる花粉と飛散時期は?

日本では主に下記の花粉がある

スギ(2〜4月)

ヒノキ(4、5月)

イネ科の植物(6〜8月、10、11月)

ブタクサ、ヨモギ(8〜10月)

どの花粉に反応するかは花粉の吸入量や体質で決まる。

北海道と沖縄に関してはスギもヒノキもほとんどない。

 

花粉症の患者の数は?

スギ花粉症の患者の割合が最も多く約2000万人

うち何かしらの治療を受けてる人は約500万人程度。

 

どんな人が発症しやすいの?

遺伝の影響が最も大きい。

両親が花粉症の人は半数以上が花粉症を発症するといわれてます。

アトピーや喘息などのアレルギーをもっている人は連鎖的に発症しやすい傾向にあります。

 

どうなったら発症する?

例えば、

体内に花粉がたまるコップがあるとする。

上記した発症リスクを持つ人ほど花粉がコップにたまりやすい。

花粉をあびるほどコップが満たされていき満杯になってあふれた時に発症する。

 

 

予防はできるの?

マスクをするなどして花粉の吸入量をおさえる対策をすれば発症しにくくなる可能性はある。

予防については後述します。

 

自然に治ることはあるの?

年齢ともにアレルギー反応が弱くなることはある。

また、花粉がない場所にいけば症状がおさまるとはあるが自然に治ることはないです。

治る可能性があるのは「根治療法」だけ。

 

自分でできる花粉対策はしよう【外出時】

Photo by Flavio Gasperini

外出時は帽子をかぶり、長い髪なら束ねる。

皮膚に症状が出る人は露出をできるだけ減らす。

マスクはきちんと鼻まで覆ってつけましょう。

 

マスクで対策

通常のマスクでも効果は抜群。

隙間のできない自分の顔の形にあったものを選ぶようにしよう。

マスクができない場合は鼻の穴やまわりに「ワセリン」を塗ると多少吸入量を減らせます。

 

メガネで対策

普通のメガネでも効果はあり。

花粉症用のメガネがなければ通常のメガネで対応。

コンタクトレンズは外す。

もしくはコンタクトレンズの上からメガネをかけて外出しましょう。

 

服や髪の毛への付着を阻止

ウールなどは花粉をキャッチしてしまうので花粉シーズン中は避けましょう。

「綿・絹・化繊」などのツルツルした素材の服がシーズン中はよいです。

帰宅したら入る前に粘着クリーナーなどで衣服についた花粉を除去しましょう。

衣類スチーマーの蒸気をあてるのも有効ですよ。

 

自分でできる花粉対策をしよう【在宅時】

Photo by Daniel Ramos

花粉のシーズンだからといって閉め切らないで空気の入れ替えは必要です。

換気の際はレースのカーテンを閉めておくと花粉の侵入をある程度は防げます。

 

掃除のポイント

ほとんどの花粉は室内に入ると床に落ちます。

頻繁に開閉する窓や玄関の周辺を念入りに掃除しよう。

掃除の際は掃除機でも水拭きでも大丈夫です。

部屋の隅にたまったホコリなども花粉が絡まるのでこまめに掃除しよう。

 

空気清浄機の置き場所

窓際や玄関に置くのがポイント。

花粉が侵入してくる場所に設置するようにするのがベスト。

加湿器は花粉を湿らして床に落とす効果もある。

 

洗濯物について

外干しは避ける。

乾燥機を使用するか室内に干しましょう。

布団も乾燥機を使うか花粉の付きにくい布団カバーをかけたまま干す方法もある。

 

自分でできる花粉症対策をしよう【生活習慣】

他のアレルギーもそうだが睡眠不足やストレスは症状の悪化につながります。

飲酒や喫煙も粘膜に悪影響を与えるので控えるようにしましょう。

 

健康的な暮らしが改善につながる

ヨーグルトなどが花粉症に効くといわれます。

結論からいうと「食べても治る可能性はなし」です。

1つの食材に固執して摂取するよりも多くの食材を取るほうがよい。

和食などはさまざまな食材をバランスよく摂取できる。

トマトに注意スギやヒノキの花粉はトマトとタンパク質の構造が似ているのでアレルギー反応が出る場合があります。

花粉によって注意食材が異なるので確認してください。

 

花粉症の治療方法は?

花粉症をいざ発症してしまったらどうすればいいのか。

その答えは「自分がどうしたいか」だけです。

絶対に治療しないと死ぬ病気ではないので結局は自分がどうしたいかだけなのです。

治療したい場合は「根治」「抑制」のどちらかになります。

 

対症療法【抑制】

スギ花粉症なら2月初旬までに受診し、ひどくなる前に薬の服用を始めるのが効果的です。

花粉によって開始時期や期間は異なります。

また市販薬を使用するのもありですが自分の症状や正しい服用法を知るためにも一度病院へ行くべき。

経口薬だけでなく点鼻薬や目薬も必ず用法・用量を守りましょう。

 

副作用に注意

抗ヒスタミン薬は眠気の副作用が出る場合があり製品よっては服用時の運転は禁止されています。問題がある場合は医師と相談して別の薬や治療法に変えてもらいましょう。

 

鼻づまりが特にひどい人や妊娠中などで薬が飲めない人には手術という選択肢も

鼻粘膜のレーザー手術で個人差はあるが1年程度は鼻の症状への効果が続きます。

 

根治治療法【根治】

根治治療法とは、体内に花粉の成分をいれて徐々に増やして体に慣れさせていく方法。

70〜80%の人に効果があり、そのうちの30〜40%がほぼ症状が出なくなるといわれてます。

ただし、体質によっては根治治療に向かない人もいます。

 

療法は2種類花粉エキスを注射する「皮下免疫療法」

舌の下側に花粉エキスを毎日垂らす「舌下免疫療法」

また錠剤を口に含む方法もあり5歳から始められて痛みもないので子供にはおすすめです。

どの方法も定期的に通院して数年は続けないといけないので結構根気が必要です。

最近では舌下免疫療法が主流になってます。

 

副作用の可能性も皮下免疫療法では皮膚の赤み

舌下免疫療法では口のかゆみ

アナフィラキシーショックの可能性もゼロではない。

 

まとめ

治療のファーストステップとして多くの人が行うのが薬などで症状を抑制する「対症療法」です。

「根治治療法」は自分の体質そのものを変化させるのでかなりの根気が必要とされますが薬が効かないほどの症状のひどい人やどうしても花粉症とお別れしたい人はチャレンジする価値はあり。

どんな治療法をするにしても体内への花粉の蓄積を防ぐことが最の重要なので症状を悪化させないためにも自分でできる花粉症対策はしっかりと。

花粉症の方もまだ大丈夫という方も自分に最適な花粉症との付き合い方を見つけて快適な生活をおくりましょう。

 

以上。