EAAの5つの効果!飲むタイミングや摂取量・プロテインやBCAAとの違いも解説

今回はEAAを紹介します。

EAAは筋トレしている人なら聞いた事があるサプリメント。

筋肉増強に効果があると言われています。

EAAとは何か、効果的な飲み方、BCAAなど他のサプリメントとの違いなど疑問に思っていることを解説します。

EAAとは

Photo by LYFE Fuel

EAAとは、必須アミノ酸が全て含まれたサプリメントです。

プロテインのように筋トレやボディメイクに関心のある方に愛飲されています。

 

必須アミノ酸とは

必須アミノ酸は、体内でタンパク質を作るのに必要な成分です。

体内で自然に合成することができず、食事などで摂取する必要があります。

必須アミノ酸がバランス良く含まれている食品は、肉・魚・卵などの動物性タンパク質源です。

この必須アミノ酸を簡単に効率よく摂取できるのがEAAです。

 

必須アミノ酸は9種類バリン

ロイシン

イソロイシン

フェニルアラニン

トリプトファン

ヒスチジン

リジン

トレオニン

メチオニン

※製品によっては一部含まれていないEAAサプリもあります。

また、体内で合成可能なアミノ酸を”非必須アミノ酸”と言います。

非必須アミノ酸は11種類

アルギニン

グリシン

アラニン

セリン

チロシン

システイン

アスパラギン

グルタミン

プロリン

アスパラギン酸

グルタミン酸

EAAの効果5つ

筋肥大をサポート

太りにくくなる

疲れにくい体を作る

髪や肌の艶が良くなる

ストレスを緩和

筋肥大をサポート

EAAは筋肉を作るのに必要な成分が含まれており、摂取することで筋肥大に必要なタンパク質を作りやすくしてくれます。

どれだけ運動をしても、体内に筋肉の材料がなければ、効率的なボディメイクはできません。

少ない時間でもEAAを取り入れることで、筋肉の材料を手軽に補給できるのです。

 

太りにくくなる

人体はタンパク質が不足すると、基礎代謝が下がってしまいます。

基礎代謝が下がると、脂肪の燃焼力が下がり、太りやすい体になってしまいます。

EAAはタンパク質不足を予防するので、太りにくい体づくりに効果的といえます。

 

疲れにくい体を作る

運動不足やタンパク質が不足すると、カタボリック(筋肉の分解)が早くなります。

EAAで足りないタンパク質を補っておくことで、カタボリック(筋肉の分解)を抑制できるのです。

筋肉の疲労感も軽減されるので、トレーニングに必要な体力を保てます。

 

髪や肌の艶が良くなる

私たちの髪や肌の弾力は、タンパク質によって構成されています。

タンパク質が不足すれば当然、見た目も貧相になり、弾力やボリューム感がダウンします。

EAAでタンパク質を増やしておけば、綺麗な見た目や質感を保てます。

 

ストレスを緩和

EAAで取り入れるアミノ酸は、精神伝達物質も構成します。

精神を安定させて、意欲を向上。

ポジティブな感情が沸きやすくなるので精神衛生上にも良い効果を与えます。

やる気が上がるので勉強・仕事などに集中したい方もおすすめです。

 

EAAを摂取するタイミング

EAAは摂取後に30分程度で効果を発揮できると言われているほど吸収が早いです。

そのため早い時間から準備しなくてもトレーニングの少し前に飲んでおけば大丈夫です。

トレーニング前や合間に、筋肉の材料補給。

トレーニング後に筋肉の分解・疲労を抑制といった使い方があります。

またトレーニングの翌日に摂取して、過度な筋疲労やタンパク質不足による筋肉の分解を抑えるといった使い方もできます。

 

EAAを摂取する量(副作用・注意点)

少量ずつ摂取する

EAAは、少量ずつ摂取しましょう。

例えば10分ごとに2gのEAAを、計7回ほど摂取する程度にしましょう。

EAAは一度に大量に摂取すると、下痢を起こしやすくなります。

これはEAAの消化吸収が早いので、一度に大量に摂取すると腸が水分を大量に移動させて、栄養濃度を下げようとするからです。

 

こまめに摂取する

運動をしないのにアミノ酸だけが大量にあっても、結局は代謝によって排出されてしまいます。

アミノ酸はタンパク質になっていないと、溜めておくことができないのです。

そのためEAAを一度で大量に摂取するのはおすすめしません。

必要な時に必要な量を摂取するように心がけましょう。

 

EAAの種類

  • パウダータイプ(粉)
  • タブレットタイプ(錠剤)

パウダータイプは価格が控えめですが、飲み物に溶かす手間が少し必要です。

タブレットタイプは価格が比較的上がりますが、手軽に飲むことができます。

⇩パウダータイプでコスパも良く飲みやすいです⇩

EAAとプロテインの違い

Photo by CTRL – A Meal Replacement

EAAは必須アミノ酸が全て含まれているサプリです。

プロテインは、必須アミノ酸だけでなく、非必須アミノ酸も入っています。

その分、EAAよりも吸収にかかる時間、消化器官への負担、費用など大きいものが多いです。

タンパク質とアミノ酸の関係

タンパク質の役割

タンパク質は人体を構成する成分の20%を占めており、筋肉、骨、臓器、皮膚など、人体を作るために不可欠な成分。

タンパク質が足りていないと、人はエネルギーを補給するために体内の筋肉を分解し始めて、筋肉が減っていきます。

こうなると当然、トレーニングをしても筋肉は思うように増えていきません。

トレーニングによって筋肥大を生み出すには、筋肉の材料であるタンパク質を摂取している必要があるのです。

アミノ酸の役割

筋肉を構成するのに必要なタンパク質、そしてそのたんぱく質を構成するのに必要なのが”アミノ酸”です。

タンパク質はそもそも、アミノ酸が50個以上結合しているものを示します。そしてアミノ酸の種類は全部で下記の20種類です。

体内で合成できないアミノ酸(必須アミノ酸)※9種バリン ロイシン イソロイシン
フェニルアラニン トリプトファン
ヒスチジン リジン トレオニン メチオニン
体内で合成できるアミノ酸(非必須アミノ酸)※11種アルギニン グリシン アラニン セリン
チロシン システイン アスパラギン グルタミン
プロリン アスパラギン酸、グルタミン酸

EAAとBACCの違い

EAAは必須アミノ酸が全て含まれているサプリです。

BCAAは、必須アミノ酸の中でも「バリン、ロイシン、イソロイシン」のみが入っています。

これらの成分は特に筋肉づくりに影響を与えると言われている3つです。

3種類しか含まれていないためEAAと比べると安価で、筋肉作りを目的にしている方にとってコスパが良いです。

しかしBCAAに含まれる成分だけでは筋肉を作る材料としては足りません。

食事で他のアミノ酸もバランスよく摂取したうえで、BCAAを活用するとより効果的です。

 

まとめ

EAAは素早く筋肉に必要な材料を補給できるので、トレーニングを行う際のコンデションを手軽に良くしてくれます。

自分に必要な栄養を摂取して、EAAも取り入れてトレーニングの効果を上げていきましょう!